さごたに通信
まずは、「授業」のプログラムです。
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「湯来なんでも塾 さぶやま」出前授業
平成24(2012)年2月10日(金) 第6時限(15時~15:50)
広島市立湯来中学校
授業の題名: 火と人類 - 焚き火と、木こりと、焼畑と -
プログラム:
1.校長先生からのご紹介
2.授 業
・ あいさつと、全体の説明 松波 龍一
・「木こりのロウソク」(ヤトカン・キュンティラ)について 井本 敏和
―氷の上の焚き火― (お話と実演)
・「火を使って環境を管理する」 佐々木 章
― 宮崎県椎葉村に伝わる焼畑 ―
― 野焼きは1万年の伝統?? ―
― アボリジニの火による森林管理 ―
3.まとめ -君たちに学んで欲しかったこと -(ヒゲしげ爺) ← 実際には本名が・・・
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次に、その数日後に、「さぶやま」メンバーの一人から「さぶやまフォーラム」に投稿された、それぞれの演者への感想を、編集なしで、そっくりそのまま転載します。
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皆様お疲れ様でした。
とても興味深いお話で限られた短い時間ではもったいなくも感じました。
最初の松波さんのお話がマイクがなくて後ろまで聞こえにくかった
とかみさんが残念がっておりました。楽しい話だったのにね…
松波さんは話に引き込む魔力(笑〕を持ってますよね。
次回はぜひもう少し長いお話が聞きたいです。
井本さんのお話は実践もあり感動を与えられたと思います。
息子の空も楽しかったと言っておりました。
学生とのやり取りができたのも良かったし
笑いが起こりリラックスした感じも
出前授業ならではの雰囲気ではなかったでしょうか
今回のローソクの話を親にどう伝えてるのかも興味深いですね
家では「えっあんた何ようるんね、丸太に火がつく訳なんじゃんね」
とか言われてたりしてじゃやってみるか〜って盛り上がってるかもですね
佐々木さんのお話は焼畑の技法や
それらを行う前の神に捧げる言葉など
知らないことや、日本人的な精神性にうなずける内容で感心させられました。
かみさん何かはそんなん好きなので涙目になってたそうです
そして循環させながら自然を有意義に活用する生き方
とてもわかりやすい説明とパワーポイントのかわいい画像内容で
息子も「分かりやすかったし知らなかった」とつぶやいてました。
と言った風にこの限られた短い時間の中
充実した出前授業だったと私は感じました
私はタイムキーパーでしたので充分内容に入り込めなかったですが
学生達やもしくは先生方には楽しい授業だったのではないでしょうか
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とりあえず、以上です。
なお、最後の小生ヒゲしげ爺へのコメントがないのは、削除して転載したのではなくて、もとの投稿に、そもそもなかったのです(笑)。
取り急ぎ、「さぶやま」メンバー内部での意見交換用に設置した「フォーラム」にさきほど掲載したあいさつ文を、少々編集して、ここに転載しておきます。
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「さぶやま」の皆様、昨日の出前授業、ひとまず何とか終えましたね。
講師をつとめてくださった、松波さん、佐々木さん、そして井本さん、お疲れ様でした。
そして、困難な役目であるタイム・キーパーを引き受けてくださったさこちゃん、カメラマン(ムーヴィーとスティル両方)を精力的にやってくれたくらちゃん、そして、「傍聴」にかけつけてくださった、さこちゃんの奥様ほか数名の方々にも、謹んで感謝申し上げます。
そ して、何よりも誰よりも・・・われわれアヤシゲな(?)集団からの「出前授業」の申し出を引き受ける英断を下していただいた、岩崎校長以下湯来中学校の先 生方、そして、少々難しいレベルかもしれない話を、最後までお行儀よく聞いてくれた46名の可愛らしい生徒さんたちに、心からの感謝を申し上げます。
そ の「顛末」について詳しくご報告すべきところですが、なんせ、昨日まで大幅に睡眠を削っての準備作業(いや~、わずか50分の「授業」に、これだけの準備 が必要とは!それを毎日毎日続けていらっしゃる学校の先生方には、つくづくアタマが下がる思いです)に少々疲れが出て、今日はほぼ一日寝てました。本来な ら、久しぶりの好天(!)で、気晴らしに近くの山にでも登るべき日だったのですが・・・。
・・・というわけで、その詳細の報告、明日以降までお待ちくださればありがたいです。
その間に、さっきお名前を挙げた5名の方のどなたか、先に書き始めていただけませんでしょうか?
では、しばしのお暇を・・・。
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というわけで、詳細については、ここでも、明日以降ということで・・・しばしお待ち下さい。
第1章 広島市立湯来中学校での出張授業(2・10)のお知らせ
これまでも何度か、この「さごたに通信」でのコメントなどでチラチラとほのめかして参りましたが、これは、昨年8月に発案して10人ほどの仲間を結集し、この4月1日の発足を期して目下鋭意準備中であります、いわば「ちょっと毛色の変わった<知識集団>による、ちょっと変わった塾」であります。
その目指すところや守備範囲、現在の準備状況などについては、おいおいこのシリーズで書き進めてまいりますが、今日は第一回目として、明日予定しております広島市立湯来中学校での「出張授業」についてお知らせ・かつ宣伝さていただきます。
これは、「湯来なんでも塾 さぶやま」(以下、「さぶやま」と略称します)の、いわば、4月の発足を前にしての先行活動(プレ・イヴェント)とでもいうべきもので、対外的活動としては、記念すべき第1号となるものです。
概要は、以下の通りです。
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日時:2012年2月10日(金)15:00~15:50(第6時限の授業時間)
場所:広島市立湯来中学校(広島市佐伯区湯来町和田)
講師陣:松波龍一、井本敏和、佐々木章(最後に、私自身が数分間でまとめる役です)
テーマ:「焚き火と人間」{仮題)
(校庭での、珍しい「木こりのローソク」(ヤトカン・キュンテュラ=フィンランド語)の実演もありますよ。)
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なお、校長先生の寛大なお計らいで、「小人数であれば」外部の方々の傍聴もO.K.とのお許しを得ておりますので、もし傍聴ご希望のかたがおられましたら、ここのコメントで、あるいは、上に掲載してあるメアド宛にメールくだされば、出席の可否につきご返事致します。なお、学校には直接連絡なさいませんよう、謹んでお願いします。
第4章 3次会で、ついに「ぶっ放す」
2次会⇒3次会の移行は、あまりはっきりせず、招待講演の川本教授ご夫妻が帰られたくらいだった。(「川本君が帰った」 ⇒ 「招待講演の川本教授ご夫妻が帰られた」・・・なんか、えらい「格差」ですよね・・・笑)
もう少し人数が減って、いよいよ「身内だけ」っぽくなったら、ぜひ今回こそは、断固決行しよう・・・と、広島出発前から心に誓っていたことがあった。それは、かつて広島学院中学校の夏季キャンプ(1964年7月、飯野山貯水池)での夜のキャンプファイアーで林先生が歌ってくださった、山の歌の数々での美声に触発されて、あらためて「歌うこと」に傾倒した「成果」としての「カンツォーネ・ナポリターナ」を、先生にお聞かせすることだった。川本ご夫妻が帰って行った頃合もよし(ごめん、川本君)・・・まだ40~50人くらい残っていらっしゃってはいたけど、すっかり雰囲気は「身内だけ」なのを見て取って、いきなり立ち上がる。
「せっかくなので、歌の前にひとことだけ・・」と断って、これも「身内だけになったら・・・」の、とっておきのエピソード(23年前に23年ぶりに先生を訪ねて下関にやってきた時の思い出)を短く話したあと、いきなり歌い始めた。スピーチのときに持っていたマイクロフォンをテーブルに戻して。
1 曲目・・・(いや、当初はこの一曲だけに留めるつもりであった)は、Core ‘ngrato (和訳:つれない心・・・むしろ「カタリ、カタリ・・・」として知られている)の、Catari, Catari….と、何度も繰り返すところの一部を、参加していた女性(複数)の名前に置き換えて歌った・・・というより、むしろ「ぶっ放した(!)」と言ったほうが適切な表現であろう。現役時代、大げさに申せば「世界各地でぶっ放して」きたこの歌、どこでも幸いかなりウケてきたので、ここでも・・・と期待したのだが、やはりウケた・・というか、めっちゃウケまくってしまった。なによりも、最前列のかぶりつき(?)で聞いてくださっていた林先生が、えらく褒めて下さったのです!
ちなみに、今検索したら、YouTubeで、全曲聴けましたね・・・Salvatore Licitra の美しいテノールで。(http://www.youtube.com/watch?v=LIu7h3wa5Zo&noredirect=1)
ついでに、字幕で歌詞が出たので、書き写しときますね・・・下関では「意味」を解説しなかったので。
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Core ‘ngrato (つれない心、または「カタリ、カタリ・・・」)
カタリ、カタリよ、なぜつらい言葉でぼくの心を苦しめるのだ?
忘れないでおくれ、お前に捧げたぼくの心を、忘れないで!
カタリ、カタリよ、どんな意味なのだ、ボクを苦しめるその言葉は?
お前は、ボクのこの苦しみを考えようともしてくれない、ぼくを、慰めてくれようとさえしない
つれない心よ・・・
お前は、ぼくの心を奪った
すべては過ぎ去った・・・お前はもうボクを愛してくれないのか・・・。
(繰り返し)
すべては過ぎ去った・・・お前はもうボクを愛してくれないのか・・・。
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(要するに、伊太利亜版「恨み節」ですな、哀れなダメ男の・・・まるでボクの人生の縮図のような・・・力ない自嘲的な笑)
歌い終るや、やんやの拍手とアンコールを頂戴し、次は、有名なO, sole mio! つづいて、やはり「かぶりつき」状態だった背の高い若い兄ちゃんからリクウェストのあったTurna a Solento (帰れソレントへ)、ひとつくらいは日本の歌・・・ってことで、宮崎民謡「刈り干し切り唄」、しまいには、そろそろネタ尽きそうになって、普段はめったに歌わない Arapete fenesta !(窓を開きてよ ! ) まで歌いきって、ようやく終止符。さきほどリクウェストしてくれた長身大柄のにぃちゃんが駆け寄ってキョーレツなハグ・・・短身のボクの両足が浮き上がったのであった。
5曲続けざまに歌って、すっかりハラも減り、喉も渇き、席に戻って改めて食べ、飲み続けたのであった。
読み返してみて・・・いやはや自慢が過ぎましたね。あそこで聞いてくださった(いや、否応なく「聞かされて」しまった)主に下関の皆様、とんだお耳汚しでしたね。ぜひ、Salvatore Licitra の美しいテノール(上記)で、お聞き直し下さいませ。
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さて・・・この長編シリーズも、これで4回を数えてしまいました。このあと、センターに泊めていただいて、寝るまでのこと、あくる朝の下関の探索・・・と、いくらでも続けられるんですが、すっかり長くなっていまいましたので、ここらで一旦「完」とさせていただきます。
1・24に開始して今日までの約2週間医わたるこの「長期連載」(笑)に、最後まで辛抱強くお付き合いくださった皆様に、深く感謝申し上げます。
そして、誰よりも、Yちゃん、大城さん、松野・古沢ご夫妻様、伊藤記者さん、浦神父様、KKさん、Aさん,Shさん、『狐拍子』のマスター・・・など、下関で初めて出会い、交流させていただいた、ここにとても全てのお名前を書ききれないほどの多くの方々に、深い感謝のご挨拶を送らせていただきます。
それから・・・末筆に近くなりましたが、23年ぶりに再会させていただきながら、「初対面の方々」に重点を置きすぎて、ご挨拶しかできなかった赤司先生、たいへん失礼しました。あれから23年を経ても益々お元気なお姿を拝見して、とても心強い思いでした。
今日からは、また「日常」に戻って、4月から立ち上げようとしている、私にとって生まれて始めての「事業」(?)について、ぼつぼつとご紹介して行こうと思いますので、また、これに懲りずによろしくお付き合いください。
えっ・・・「厳冬期・・・」も「ワンダーランド」もまだ「続き」のままだぞ・・ですって? はい、しっかり承知しております。いずれ、必ずや・・・(笑)
(完)