まるで早春がいち早くやって来たのかと思える陽光うららかな一日、恒例の「安芸の小富士(似の島)登山」をしてきました。
「恒例」と申しましたのは…数年前の大寒の1月20日に初めて似の島に登ったのですが、この日もまるで大寒の日とは思えぬほどのぽかぽか陽気で、その後ほぼ毎年、この寒の時期にこの山に登るのを恒例にしてきたというわけです。
標高わずか278mの低山(島)ですが、当然ながら標高ほぼゼロの港から歩き始めるわけで、標高目一杯登ると、案外急坂やら滑りやすい花崗岩のザラザラもあったりして、「登りで」のある山です。それに、頂上からは広島市街地の三角洲が一望の下、なかなかの圧巻であります!
安芸の小富士(似の島、278m)から見下ろす広島市街地
港から歩くこと1時間余り、頂上に着くと先客の大先輩グループが、ちょうどお弁当を終えて、周辺の山々を「あれが何山だよ」と語り合っておられる最中でした。私も、この大先輩グループが場所を空けて下さって弁当を広げられるまでのつかの間、その「山座同定談義」に参加させてもらい、白銀に輝く十方山(じゅっぽうさん)などを教えて差し上げました。
聞きますと、県立国泰寺高校の同窓生のグループだとか。ちなみに・・・帰りの連絡線でいっしょになり、昭和12-13年生まれということで改めて確かめたところ、私のごく近くの家のTNさんと同じクラスの人もいらっしゃって、こりゃ奇遇だということで、ひとしきり話し名刺も交換いたしました。世の中は(「広島は」でしょうか)狭い!を実感した瞬間でした。
堀口水産の入り口に誇らしげに掲示されたポスター
さて、下りは港とは反対側の似の島学園側におり、上り口間近の公園からは、少年に戻って滑り台(かなりのスリル!)ではしゃいだりして、約50分で青年の家(?)の登山口に着きました。そこから港へ海岸線を歩くとちゅうで見かけた堀口水産が世界的な(?)カキのブランドということで、その、通常の倍以上高い生牡蠣をちょっぴり買って船に乗りました。
似の島と広島港(宇品=うじな)を結ぶ連絡線
ぽかぽか陽気の一日、海の水も周辺の大気も澄み切っていました。
ザラザラの滑りやすい花崗岩の岩肌を下る