クルマでわずかに3分、「スペース蘂(しべ)」はわが草庵から、それこそ「目と鼻の先」なのです。
予想通りの、いやおそらく予想以上の素敵なレッスン、すてきな妙先生でした。そして、このボクも、こういう状況では、意外と「良い生徒さん」なのです〈笑〉
持参した楽譜〈曲名は、当分の間ヒミツです〉は、小生にはいかにも難し過ぎるのです。まず最初にHanonで小手調べをしていただいたあと、いきなりその楽譜を拡げて「譜読みやってみましょう」
これまで数十年間にわたり(おそらく、この妙先生がお生まれになるよりも以前から)何度も何度も挑戦しては挫折し…の繰り返しで、決して6小節目より先に進むことはなかった、この楽譜をやってみようというわけで、いよいよ、初陣へ赴く若武者の如き胸の高鳴りを覚えます。
しかし、なかなか簡単ではないんですよ。なんせ、シャープが4つもついているんです!(cis-mol、嬰ハ短調)…ドとレとファとソの4つには必ずシャープをつけて、黒鍵を叩くんです。いやいや、もしそこにナチュラル記号がついてたら黒鍵じゃないんです。それから・・・「シ」に#がついてたらフツーに「ド」なんですよ・・・こんな時に「ドのナチュラル」と「シの#」はどう使い分けてるんだろう・・・なんて考えちゃいけないんですよ(大笑い)
必死の思いで、何度も何度もつっかえながら(「なんでいつもと間違えるンだろう!」との自己嫌悪に打ちひしがれそうになりつつも、やっと6小節目を越えたときに、妙先生のひとこと。「これまでの数十年のバリアーを越えましたね」 いい先生です。弟子の心意気を解する先生です。
なんど繰り返しても、必ずつっかえる箇所がいくつもある。「よしっ、次回の来週金曜日までには、必ずスムーズに弾けるようにしとくぞぉ~」と、意気は否応にも上がるではありませんか。
帰宅(帰庵)して、早速にも練習したいのに、今朝お知らせしたように、生憎(あいにく)故障中ナンです。出掛けにヤマハの広島修理センターから電話あって、出張修理に来てもらえるのは来月の1日(月)。待ち遠しい!