さごたに通信

2015年11月5日 01:30:22 カテゴリ: 未分類

FBを経由しないで、ここにたどり着かれた方々へ:「その6」とあるのは、すでにFBの方で(1)~(5)までを連載しているからです。なお、最初の2段落 ↓ は、すでにFBの方に書いたものの繰り返しです.

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総代7名+運転手で午前7時に大森八幡神社駐車場を出発、一路、厳島神社を目指しました。
当初、私個人が予想していた光景は、6月10日の廿日市での「研修会」とほぼ同様のもので、講演を拝聴したあと各神社に分かれての直会(なおらい=神社儀式関連の宴会のこと)で世間話をぺちゃくちゃと・・・というものでした。

われら田舎者、なんと1時間も早く着いてしまい、のんびりと見物しながらゆるゆると神社へ。後姿が、わが大森総代仲間の内の数名です

われら田舎者、なんと1時間も早く着いてしまい、のんびりと見物しながらゆるゆると神社へ。後姿が、わが大森総代仲間の内の数名です

ところが、今日のは全くそれとは違う展開になりました。それは、すでに予告編的に昨日「実況」した記事と添付した添付写真から、ある程度お気づきのこととは思いますが、これからその「予想をはるかに超えた展開」について書き始めます。
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まず「大麻」という単語で、多くの一般の方はドキッとなさったかもしれません。「予想を越えた展開」とは、「神社から特別に配られた「大麻」を直会で吸引して、みんなでトリップしてしまった」などということでは、モチロンありません。「神社大麻」と称して、まあ一般的な呼び方では「お札」のことです。神宮(伊勢神宮のことを、正式には単に「神宮」と呼びます)から、年に一度、新年を控えたこの時期に各県の神社庁を通じて全国の末端神社毎に配布するものです。その配布量を各神社で競わせて、その結果として「信者数」(とは言ってないみたいですが)と、ついでに各県の神社庁への収入を増やそう…と、こういう趣旨であります。ちなみに、あとで伺ったことですが、この大麻を数える単位は「体(たい)」とのことでした。「ご神体」というニュアンスなのでしょうね。

式次第、これ公開していいのかなぁ~

式次第、これ公開していいのかなぁ~

そのための荘厳な儀式が、およそ1時間にわたって執り行われます。場所は、かの世界遺産・国宝・厳島神社本殿です。
予めしつらえられた屋外のテントの待機所に着席し、そこから、開始時刻の10分前には神職によって本殿へと誘導され、そこに整列したのはざっと百数十名。雅楽の生演奏とともに、厳かに開式です。

しかし、そこは国の内外から年間数百万人が訪れる「安芸の宮島」の最も核心的スポット、居並ぶ我々総代百数十名のすぐ背後では、参拝客たちのざわめく音声が、数ヶ国語で・・・さらにはお賽銭のチャリーンという音、ちょっと落ち着かない雰囲気ではありました。
平素、他の神社では決してみられない、いわばここ厳島神社ならではの特異な形式にもいくつか気付きました。その詳細はいつか稿を改めて書いてみたい気も致すほどであります。祭主のキビキビとした所作、着座して素早くクルリと180度向きを変えること、そしてなんと4名もの美しい巫女さんによる華麗で洗練された巫女舞・・・などなど。

なお、この巫女舞の最中、後ろの方がなんかザワザワするので、振り向いてみると、なんと賽銭箱の向こうに無慮数百人の人だかりが!つまり、この荘厳な儀式にあやかっている一般参拝客の面々である。カメラを向けているのやら、中には三脚を立ててビデオカメラを回しているのやら。その人だかりは遠く海面に突き出している能舞台にまで延びているように、私には見えた。

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1時間ほどで儀式は滞りなく終り、最後に巨大な金色の「御幣」で一人ひとりの頭を撫でていただいてから、本日の第2のプログラムである研修のために、少し歩いた先にある老舗旅館「錦水館」へ。

DSC_8461

一泊一人最低2万はするであろうこの錦水館、船着場から厳島神社へ向かうメインストリートに面しており、普段は前を通り過ぎるだけなのだが、今日は晴れて堂々と中に入り、地下の大広間へ。

そこで、最初の些細な椿事が。

出身の神社別に固まりになって着席、そのまま「プログラムその3」の直会へと進むのであるが、いったん着席していた私を、大森神社を兼務されている山田宮司(五日市・河内神社)がわざわざ呼びに来られて、着座したのは、集団からかなり離れたえらく上の席。向かいと右手側はまだ空席となっているものの、両方共に「○○神社禰宜」と記した紙が張り付けてある。右手斜め前に既に着座なさっている若手宮司さんのところには、「観音神社宮司」とある。観音神社宮司といえば、おととい例の「八王神社の来歴記」のことでご相談に上がったばかりの方であるはずなのだが、そこに着座なさっているのは、宮司よりも遥かにお若い(当初40才前後ととお見受けした)神職の方ではありませんか!

ご挨拶すると、なんと一昨日の「宮司」さんの跡継ぎ息子さんで、その正面(つまり、私の右手側隣)に着座なさる予定の方はその奥様、つまり観音神社の禰宜さんというわけである。ご存知かとは思いますが、神社でのランクは「宮司ー禰宜ー権禰宜(ごんねぎ)ー巫女」の順であり、伺いますと父上はご宝齢すでに80歳、「名誉宮司」というさらに高位に昇られているのだとか。

それで早速、一昨日の「名誉宮司」ご訪問の件をお話すると、「ああ、あなたでしたか、あれを書かれた方は!なかなか立派なことを、よくぞなさって下さいました。今草稿が父から私の手元に託されておりまして、慎重にチェックさせていただいておるところでございます」と、いかにも若い宮司らしい、威厳の中にも親しみを込めた口調で、丁重にお話くださいました。

ほどなく、なんとお若い奥様の禰宜さん、次いで私の正面には別の神社の禰宜さんも着座なさったのだけど、この方がまた若くてお美しい女性禰宜さんで、お父君は大竹の神社の宮司さんで現在の「佐伯・大竹地区支部長さんとか!

観音神社の若き宮司さんから「若い女性二人に囲まれて、いい席でよかったですねぇ~」とからかわれてしまう始末。「よかったですねぇ~」はいいのだけど、その直後に感じたのは、少し離れたところにグループで座っているわが同士6名からの冷たくスルドイ視線であった。

(続く)

 

 

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